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品質管理の考え方③:QCを軸にしたものづくりの姿勢

こんにちは。東北タツミの営業担当の髙橋です。
今回のブログは、前々回の「品質」と前回の「管理」の続きの内容になっています。もし少しでも興味がありましたら、前々回と前回のブログも読んでいただけましたら嬉しいです。

すでに読んでくださっている方は、引き続きご覧ください。

目次

1. 品質管理(QC)とは? ※QC=「Quality Control」

ISO 9000:2005(品質マネジメントシステム)によると、品質管理は「品質要求事項を満たしたことに焦点を合わせた品質マネジメントの一部」と定義されています。品質マネジメントとは、「品質に関して組織を指揮し、管理するための調整された活動」です。

すなわち、
お客様に喜んで買っていただける品質の製品を開発・設計し、検査し、販売し、アフターサービスして、⻑く満足して使っていただけるように、企業全体の活動としておこなっていく
ということです。

品質管理(QC)について、以下の2点にまとめました。

  1. 品質を維持・向上させるために、製品の開発からアフターフォローまでの工程をしっかり努めること。
  2. 企業全体の活動として実施すること。

2. QC の考え方

品質管理には、「QC の考え方」という基本思想があります。下図のように大きく3つに分けられ、さらに10項目に分けられています。

「QC の考え方」は、品質管理を進めていくうえで基盤となる考え方です。ここで、実際に弊社でおこなっている取り組みについて少し触れてみようと思います。

毎月一回、弊社では日本拠点と中国拠点合同で販売・生産会議をおこなっています。
たとえば、生産会議のなかで、新製品やカスタム品の製造計画を数値やデータをもとに話し合い、進めていきます。会議以外の時間も弊社東京営業所と中国工場の間で認識のズレが生じないように何度も打ち合わせをし、進捗状況を確認して、お客様のご要望どおりの製品をつくっています。

私は「販売」と「アフターサービス」を主に担当しているため、それ以前の工程(製品の開発から検査まで)の知識や経験がまだまだ浅いです。数値やデータだけでは見えてこない部分(たとえば、できるだけ単価を安くし、品質を維持するために工場でおこなっている取り組みや姿勢など)があります。

今は本を読んで勉強している段階ですが、10月の中国研修で、工場が実際におこなっている品質管理を見て、聞いて、たくさん吸収していきたいです!

3. まとめ

  1. 品質を維持・向上させるために、部門ごとに、それぞれの工程をしっかり努めることが大事。
  2. 企業全体の活動として取り組むことが大事。
  3. 品質管理をより効果的に進めていくうえで、品質管理の考え方を理解することが大事。

ご覧いただきありがとうございました。

次回は、『トコトンやさしい品質改善の本』の第2章「品質のつくり込み」について書いていきます。


引き続きよろしくお願いいたします。

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