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メキシコと組むアメリカ。アフリカと組む中国。米中貿易戦争は今が転換期!

こんにちは。東北タツミ部品事業部です。

さて、先日、アメリカ大統領選について記事を書かせていただきましたが、本日はその続き。

米中貿易戦争はどのように広がっているかというお話です。

もしトランプ氏が勝った場合、「世界一の工場・中国」はアメリカとの関係性上、貿易相手としてはベストではなくなることは先日書いた通り。

そうなった場合に、アメリカと中国はどのような形で製造業を進めようとしているのかを整理してみたいと思います。

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適度に治安が悪いからこそ人件費が安いメキシコ

さて、もしアメリカの製造業の会社が中国から工場を引き上げ他に工場を建てるとしたら…

それは、やはりメキシコが候補に上がってくることは間違いありません。

特にメキシコの「ティファナ」「メヒカリ」というアメリカとの国境沿いにある都市は、ずいぶん昔から製造業が盛んな都市として栄えてきました。

国境沿いにあるということは、陸路の運搬コストも非常に安く収まるメリットがまずありますし、メキシコは海とも面していますから船舶輸送も使えます。

さらにメキシコの良いところは「人件費も安い」という部分なんですね。

1990年代から着々と製造業において存在感を表してきたメキシコ。

国としての技術力もあがり、ノウハウも溜まってきているはずですが、まだまだ人件費が安い理由としてやはり治安の悪さが挙げられます。

私がメキシコに出向してきた時にも、工場の前で発砲事件があることは日常茶飯事。割と普通のこととして話されていました。

Netflixなどでも「ナルコス」で描かれた麻薬カルテルを多く抱えているような国ですから、決して治安は良くないわけです。

ただ、そのおかげでというか、そのせいで人件費は割と安くなりがちなんですよね。

皮肉ですがアメリカ企業にとっては、メキシコに工場を建てる大きな理由になるわけです。駐在はしたくないですけどね苦笑

アフリカを大きな経済市場として見ている中国。

一方、中国の製造業はどうかというと、実はアフリカにターゲットを定め始めています。

実はコロナ前からアフリカの経済発展のために中国は多大な投資をしていた背景があります。

アフリカの製造業分野だけではなく、発電所や鉄道、港湾などのインフラも中国がお手伝いしている背景があるんですね。

ただ、その進展はあまり芳しくなく、アフリカの経済発展にはまだまだ時間とお金がかかりそうです。

ただ、一方で、中国で製造された製品の輸出先としてアフリカは非常に大きな相手にもなっているんですね。

特に顕著なのが「スマートフォン」市場の独占。

アフリカで一番売れているスマートフォンは中国メーカーのものなんです。

しかも、原料はアフリカから輸入しているので、そういう意味では実は関係性はあまり平等ではないというか。

上記記事にも書かれていましたが、中国が一方的に物を売っている形になってしまっているんですね。

なんにせよ人口の多さで行っても、発展のボラリティに関してもアフリカは非常に大きな市場ですから、ここを抑え始めている中国は米国に比べるとリードしているといっても良いかもしれません。

製造業の大きな転換期が今きています。我々も情勢をきちんとキャッチアップしてお客様へより良い製品を届けられるよう、頑張っていこうと思います。

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