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米大統領選トランプ VS ハリスは日本の製造業の命運を大きく変える。

こんにちは。東北タツミ部品事業部です。

さて、パリオリンピック、甲子園とスポーツで凌ぎを削る選手たちの姿がニュースで流れる一方。

アメリカでも4年に1度の大統領選という試合が始まろうとしています。

ここ一ヶ月で現職の大統領で民主党のバイデンさんがコロナにかかった影響もあるのか、出馬を取りやめるなど驚きの展開もありましたね。

まぁ、バイデンさんも今年81歳。逆に81歳まで大統領を務め上げたことに驚きはありますが…。

それも受けて、

共和党の不死身のトランプ VS 民主党の新代表59歳のハリス

という対決とあいなったわけであります。

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トランプ氏が勝った場合に「中国」はどうなってしまうのか…

さて、この選挙戦。結果次第では我々製造業にとって、非常に大きな影響が出てくることが予測されます。

特に、トランプ氏が勝利した場合に、アメリカと中国との貿易関係は悪くなることは想像できますよね。

「アメリカ第一主義」を謳っているトランプさん。中国の経済成長は彼にとって嬉しいニュースではないはずです。

確実にアメリカ側は中国への関税を引き上げてくることでしょう。

と、なってくると…

「世界一の工場」と称される中国でモノを作ることが難しくなったアメリカの企業は、中国から他国へ生産拠点の移動を余儀なくされるわけです。

あくまで私の予測ですが、そうなった場合に各社の移動先で一番の候補に上がるのは、トランプさんが移民問題で大きく取り上げていたメキシコなのではないかと思うんですよ。

実は、アメリカの会社はメキシコのティファナというところに工場をたくさん持っているんですよね。

場所もほとんどカリフォルニア州との州境でアメリカとも近いんです。

アメリカとしても「移民問題」と「商売」は別みたいで。
アメリカに程近い場所で工場をつくれば、輸送コストも安く済みますし、メキシコ内で作れば労働力も安い。

それでいいのか!トランプさん!と言いたいところですが、アメリカ第一主義ですから、それはそれでいいんでしょう。

そうなってくると、中国も一番の取引先だったアメリカという市場を失うわけですから、台湾有事が現実味を帯びてくるわけです…。

半導体と製鉄。日本の製造業が次の世界の鍵を握っている。

さて、台湾といえば、世界の半導体の9割を作っているTSMCのお膝元。

TSMCについては以下の記事で触れさせていたただいてます↓

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このTSMCの生産拠点が熊本と北海道にできたというニュースは、明らかに台湾有事の保険ですよね。

となってくると中国からみても、面白くないわけですよね。

そんな中でさらに、最近中国の最大手といってもいい製鉄会社の宝山鋼鉄との合弁を日本製鉄がやめるというニュースが飛び込んできたではありませんか。

そして、畳み掛けるように、「USスチール買収計画“日本製鉄 ポンペイオ氏雇用” 米メディア」というニュースまで。

このポンペイオさん、トランプ氏の息のかかった人物です。

「半導体」と「製鉄」。

これからの製造業にとって、明らかに大事なマテリアルを二つとも日本が大きな関わりを見せている。

われわれ中小企業の製造現場にとっても確実に何らかの影響が出ることは間違いありません。

選挙戦後以降の世界がどうなるか、弊社の中国人スタッフとも日々どのように対策すべきか。

お客様への安定供給を担保するために、対策を考える毎日です。

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