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「財務という道を歩んで ― 11年目の思い」

今回は、中国工場の杭州工場財務阮課長が書いた記事になります。

目次

はじめに

気がつけば、杭州佳路克に入社してからもう11年。
工場に身を置き、誠心誠意働くこと、そして自分の役割を全うすることは、ずっと変わらない私の初心です。

他人からの見え方、自分からの見え方

人から見た私は――

  • 「脾気が荒い、口が悪い人」
  • 「仕事が遅く、価値を生み出せない人」
  • 「経理・お金を扱う人」

そんな風に思われることもあるかもしれません。

けれど、自分自身から見た日常は少し違います。

  • 経費精算、請求書発行、帳簿記録、税務申告
  • リスクの高さとプレッシャー
  • 細かくて数の多いお金の仕事

一見単純に思える業務の中に、実は多くの責任と工夫が詰まっています。


日々の業務の一端

財務の仕事は、毎週・毎月、同じようなサイクルの繰り返しに見えます。
しかし、そこには必ず「状況に応じた判断」と「細かな配慮」が必要です。

例えば――

  • 伝票処理・帳簿作成・対帳・集計
  • 資金の流れを把握し、会社の経営を支える資金計画
  • 発票(請求書)の取得・認証・発行・管理
  • 給与の所得税計算と支給、人事部との連携
  • 財務諸表の作成と税務申告
  • 固定資産の出入管理や棚卸し
  • 仕入先との対帳・決済
  • 財務ソフトの運用と保守
  • 倉庫物資の入出庫管理と棚卸し
  • 銀行・税務署・海関・会計事務所など外部機関との連絡・資料提出

こうした一つ一つの積み重ねが、会社の運営を陰で支えています。


財務に必要な資質

合格な財務担当者を目指すには、専門知識やスキルだけでなく、以下の姿勢が求められます。

  • 緻密で正確な仕事ぶり
  • 細やかで粘り強い忍耐力
  • 地味で見えにくい仕事でも全力を尽くす誠実さ

「小さな変化を積み重ね、大きな進歩を生む」
この気持ちを大切にし、日々仕事に向き合っていきたいと思います。


おわりに

財務の道は、決して華やかではありません。
それでも、深い言葉を淡く語り、長い道を一歩ずつ歩むように――
日常の業務に誠実に取り組み、そこから新しい気づきと成長を得ていく。

それが、私にとっての「財務」という仕事の価値です。

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