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Z世代という若手を獲得するために製造業に何ができるのか社内で話してみた結果!

こんにちは。東北タツミ営業部です。

さて、我が社にも20代の期待の新人がいますが、彼らのような世代は「Z世代」と呼ばれていますよね。

Z世代という言葉はもともとアメリカの「Generation Z」という言葉が語源だそうで、実はこの考え方は日本やアメリカのみならず、世界中に広がっているそうです。

この記事を書いている私は「新人類世代」という形になるのですが、日本の成長が右肩上がりだったバブルも経験している世代です。

これくらい世代が離れていると、正直、仕事における価値観も大きく変わってくるわけですね。

自分主体の「常識」を語るなど言語道断。むしろ、彼らの理解に努めたいと考える今日この頃です。

そんな話を社内でこれまた「ポスト団塊ジュニア」にあたる期待の中国出身の中堅社員と三人で話をしてみました。

目次

Z世代の若者は「超売り手市場」。彼らが大事にしている「自分の時間」

まず、一番最初にでてきた話が「離職率」の話。

「石の上にも3年」なんて考え方はもうとっくに化石です。

少子化がどんどん進んでいる現代日本において、Z世代の彼らは企業にとって金の卵ならぬダイヤモンドの卵。

彼らの価値は、戦後の日本において一番高くなっているのかもしれません。

そんなZ世代の彼らが大事にしているのは「自分の時間」。つまり拘束されない時間だという話がでてきました。

「24時間、働けますか」とCMで流れていた我々昭和のサラリーマンからすれば、本当に目から鱗のような話です。

しかし、ちょっと考えてみれば、

・そもそも彼らは売り手市場なので、価値がある。

・ネットが進んでいるので、転職活動もさらっとできる。

・さらに辞職代行サービスなんてものまである。

という具合なので、自分にマッチする会社を探すための条件もツールも揃っているわけです。

最近、倒産する会社の一番の原因は「人手不足」だと聞いたことがありますが、若手が働きたいと思えなければ、最悪そういうこともあるのかもしれませんね。

いつの時代も大事な「ワクワク感」と「お金」

それでは、彼らが仕事に求めるのはなんなのか。

これは割と話が一致して「ワクワク感」と「お金」。

どうせ時間を使うなら「仕事そのものがご褒美になる」ような状態がベストであるということ。

これは我々昭和のサラリーマン世代でも近い感覚がありますよね。

私が営業をしていた際にも、商品のことしか話さない「事務的な営業マン」は売り上げはなかなか上がりませんでしたが、「何だか面白い営業マン」はお客様から声がかかりやすかった。

人を惹きつけるのはいつでも「ワクワク」なわけです。

あとは、やはり「お金」。お給料が良いところが人気なのは今も昔も変わりません。

この辺りは、今後の消費者の中心がZ世代に変わっていくこともみこして、新規事業などに取り組んでいくことを見せていくのも大事なのかと思いますね。

今後、製造業においてプロは育つのか…?

製造業において、一番機械的な作業を行う機会が多い工場。

この工場での作業員も最近、獲得しづらくなっているのは、やはり「ワクワク」を感じづらいからだと思います。

昔は工場労働でも淡々と働いて「職人」のような社員がたくさん生まれていたものですが、それを期待するのは難しいでしょう。

そもそも、昔は中国などの海外では人気だった工場勤務も、今はそうではなくなっています。

人も流動的になって、プロが生まれない今、製造業は「効率の良い分業システム」を作るしかないでしょう。

ワクワク感で集まる若者を集めるのではなく、あくまで「働きたい時に働く若者」に対して働きやすい環境を作るなど、大きく変える必要があるような気がします。

まとめ:Z世代の若者が働きやすい環境を、価値観から理解しないといけない。

若手の集め方がとにかく難しい今。

仕事をおもしろくするのか、短期的な仕事を作るのか。

この二つは弊社が生き残っていくにも取り組んでいくことだと痛感しています。

バブルの頃は良かった。などと言っていること自体が正直彼らにとっては意味をなさないのです。

むしろ、Z世代の彼らを理解することが、新しいビジネスを生み出すためのチャンスになるのだと改めて考えました。

スマホをしっかりと使いこなすために、まずは若手に色々聞いてみようかな…。

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