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生産財ビジネスに必要な「会社のカラー」を今どう作ればいいのか?

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「モラハラ・カスハラ」という言葉がなかった昔の職場。

皆様、こんにちは。東北タツミ営業部です。

ご存知の通り、東北タツミでは主にコネクタという「生産財」を商品として取り扱っています。

生産財の購買決定はプロセスが複雑で、購買に関わる意思決定者が多く、長期的な関係構築が重要であるなどの特徴があります。

生産財業界のマーケティングを学ぶため、私も専門的なマーケティング書籍や日経新聞などのニュースに目を通してはいましたが、一番参考になったのは「現場の先輩方の立ち振る舞い」だった気がします。

令和の時代は、「モラハラ」「カスハラ」などという言葉が仕事現場でも当たり前になりましたので、昭和・平成の職場での社員教育の方法もだいぶと変わったように感じます。

私は昭和のサラリーマンでしたから、社内で大きな声で叱られるのは日常茶飯事。

時には机を叩かれ、時には灰皿が飛んできそうなことまでありました。

お客様にしても、わざわざこちらの退勤を狙っているとしか思えない時間帯に、

「不良が出たから今すぐ来い」などという電話を週に何回もかけてくるお客様がいたり…。

そういったことは、もちろん私だけが受けていたわけでなく他の営業も同じように受けていましたから、クタクタになって会社に帰ってきた同僚たちとグチのような情報交換をしていた記憶があります。

先輩たちの「仕事の流儀」が会社のカラーになっていた。

そういった理不尽な状態を颯爽と乗り越えていく「先輩の姿」は非常に勉強になりました。

会社の看板としてどのように振る舞うのが本物の営業なのか。そういうことを行動で示してくれたんですね。

例えば、

後輩を大きな声で怒るような先輩でも、その後にお酒を酌み交わしながら怒った理由をしっかりと答え合わせしてくれる。

クレーム体質のお客様へは、クレームが出る前にこまめに顔を見せに行くようにして、先回りしておく。

書籍には絶対に書いていないような「立ち振る舞い」をきちんと見せてくれる先輩がいました。

当然ながら、このようなデキる先輩は、他社でも評判が良く、

「あのデキる社員」=「あの良い会社」

というふうに取引先から認識され、それが「会社のカラー」になっていました。

ただ、

時代は令和に移り変わり、少子化も進み、若手を採用するのも大変になった今。

こういった「会社のカラー」を他社様はどうやって作られているのか非常に気になります。

企業理念や社員規則とは違う、現場から生まれる「会社のカラー」。

令和の時代にどう作ることができるのか、教えて欲しい今日この頃です。

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