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ビジネスの場で「野球」と「政治」の話はしてはいけない理由

こんにちは。東北タツミ商品部です。

さて、最近の話題といえば「衆院解散・総選挙」と「日本シリーズ」になると思うのですが、昭和のサラリーマンの私からすると、この手の話は本当にセンシティブだ。と感じてしまいます。

と、言いますのも、やはり営業たるもの「透明性の高いビジネスコミュニケーション」をとることが大事であり、上記、二つのテーマはせっかく築いた信頼関係にヒビを入れかねない話題だからです。

誤解や偏見のないクリアな対話こそが、ビジネスの成功につながると昔から教えられてきた私ですので、一旦若手に話すつもりでメモしておこうと思います。

目次

「プロ野球」の話題を避けるべき理由

地域性による応援チームの違い

阪神タイガース、千葉ロッテ、読売ジャイアンツ、横浜DeNAなど、地域によって応援するチームは異なり、無意識の対立を生む可能性があります。

この辺り、東京にいると本当にわかりづらいのですが、幼少の頃から野球を地元チームを応援していらっしゃる方からするともし贔屓のチームの何か悪いことを言われたら、口を聞いてもらえなくなることだって覚悟しなければいけません。

熱心なファンとそうでない方との温度差

野球に詳しい方とそうでない方では会話の深度が大きく異なるため、一方的な話題提供になりかねません。
この辺りは、特にテレビで野球を見ていた世代と、そうでない世代との情報量の差が大きく出てしまうところでしょう。

また現在も活躍している選手ならまだしも、過去の選手の名シーンなども、球場に応援に行くような本当に好きな人でなければついていけない場合もあります。

政治の話題を避けるべき理由

価値観の相違による対立リスク

政治的な見解は個人の深い信念に関わり、不必要な溝を作りかねません。
さらに純粋なビジネス判断を曇らせる可能性があります。

政治に関しては個々人の「信条」が乗っかりやすいものでもありますので、自分はそう思ったつもりではない発言も相手にとっては深く傷つくことも大いにありえます。

しかも、あなた個人としての発言が、会社全体がある政党を推しているみたいなことになってしまうことが本当に恐ろしいのです。

ビジネスにおける透明性の高いコミュニケーションとは?

では、透明性の高いビジネスコミュニケーションとはどういうものか。それはやはり「数値」と「データ」に重点を置いた情報を元に話すことが大事だと思います。

事実に基づく情報提供
数値やデータを用いた明確な説明を心がけましょう。

明確な提案内容の提示
あいまいさを排除し、具体的な提案を行います。

数値やデータによる裏付け
客観的な指標を用いて、提案の妥当性を示します。

お客様の利益を考えた提案
常にお客様のメリットを最優先に考えます。


信頼関係を築くための話題選びは「顧客理解」と「業界の最新情報」

では、具体的にどのようなことを考えて私がいつもお客様と話しているか。
大きく4つの議題を頭に入れようと心がけています。

基本的にはお客様のお困りごとに傾聴し、業界の最新情報を持っていく。ということを考えています。

お客様の事業に関する理解を深める質問
「御社の強みは何だとお考えですか?」
「今後の展開についてどのようなビジョンをお持ちですか?」

業界全体の動向
最新のマーケット情報や技術トレンドについて話すと、建設的な対話が生まれます。

具体的な課題解決策の提案
お客様の抱える問題に対する具体的なソリューションを提供することで信頼が深まります。

将来を見据えた建設的な対話
中長期的な視点での事業展開について話すことも有効です。


実践的なコミュニケーション例。会話には「間」も大事です。

最後に良い例と悪い例をいくつか書き出してみたいと思います。

ここに書いた会話例はあくまで文字であり、実際の会話には「間」も大事であることを忘れてはいけません。

お客様の話をしっかり聞いていると理解するためには、時には相槌を打つことも大事ですし、あえて大事なことを言う時には少し黙ってみる。と言うようなこともあっていいかもしれません。

良い例

  • 「御社の最近の○○という取り組みについて、詳しくお聞かせいただけますか?」
  • 「この業界の今後の展望について、どのようにお考えでしょうか?」
  • 「具体的な数値とともに、弊社の提案をご説明させていただきます」

避けるべき例

  • 「昨日の試合、まさかの逆転でしたね」
  • 「最近の○○政策について、どう思われますか?」
  • 「私は△△党の考え方に共感するのですが…」

まとめ

営業活動において最も大切なのは、お客様との信頼関係の構築です。

透明性の高いコミュニケーションを心がけ、事業に直結する建設的な対話を重ねることで、長期的な信頼関係を築くことができます。

個人の趣味や信条に関わる話題を避け、ビジネスの本質に焦点を当てることで、より実りある関係を構築することができます。

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