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東北タツミ現場発AIプロジェクト vol.15 : 会議を録音するだけで、中国語の議事録と共有メールが自動でできた。

こんにちは。広報兼、業務改善担当の酒井です。

弊社には中国に工場があります。
現地スタッフとの打ち合わせは日常的にありますが、ずっと課題になっていたことがありました。

それが、中国工場との打ち合わせの内容共有。

打ち合わせに参加できるのは、中国語がわかるスタッフだけだったんですね。
終わったあとに日本語で内容をまとめて、メールで関係者に共有して、という流れに毎回手間がかかっていました。

今回はその一連の作業を、録音ひとつからほぼ自動で終わらせる仕組みを作った話をご紹介します。

目次

AIで、翻訳議事録システムを作った。

一度作ってしまえば、本当に簡単で、録音から、メールの下書きまで。ワンセットで完成します。

使ったのはClaude Codeというツールです。流れはこうです。

・中国工場とのオンライン打ち合わせを録音する
・録音ファイルをClaude Codeに渡して「議事録とメール下書きを作って」と指示する
・数分後に日本語の議事録と、関係者への共有メール下書きが出てくる

以上です。

Claude codeに「音声ファイルから議事録を生成できるようにして」とお願いするだけでアプリができた。

仕組みを少しだけ説明すると、使っているAIは2つです。

ひとつめは「Whisper(ウィスパー)」。
OpenAIが開発した音声認識AIで、録音ファイルを渡すと中国語・日本語を問わず高精度で文字起こしをしてくれます。

ふたつめがClaude CodeのAIです。
Whisperが書き起こしたテキストを受け取り、日本語に翻訳したうえで議事録の形に整え、さらにメールの文面まで作ります。

この2つをClaude Codeが自動でつなげて動かしてくれるので、操作する側は録音ファイルを渡すだけです。
というか、最初にClaude codeの画面に、「音声ファイルを読み込んで、日本語と中国語の議事録を生成する仕組みを作って」とお願いしたら勝手に作ってくれると言いますか。それ専用のアプリができています。

つまり、「Whisperを開いて、次にClaude Codeを開いて」という手間は一切ありません。

実際の議事録はこんな形式でまとまります。

・決定事項(箇条書き)
・アクションアイテム(担当者・内容・期限の表)
・議論の要点
・次回の確認事項

そのまま下に、関係者への共有メールの下書きも続けて出てきます。宛先・件名・本文の構成まで揃った状態なので、確認して送るだけです。

中国語がわからなくても、スタッフの誰でも議事録が作れる。

この仕組みの一番の価値はここです。

これまでは打ち合わせの内容を把握できるのが、参加した中国語話者のスタッフだけでした。
共有されるまでタイムラグもありましたし、共有する側も毎回まとめる手間がかかっていました。

今は打ち合わせが終わったその日のうちに、日本語の議事録とメールが用意できます。
中国語がわからないスタッフも、同じスピードで情報を受け取れるようになりました。

精度についても正直にお伝えしますと…

音声認識の精度は高く、話された内容の大部分は正確に拾えます。
ただし、固有名詞(製品型番・人名など)の聞き間違いは起きることがあります。
送信前に決定事項とアクションアイテムだけ確認する、という習慣をつけておくと安心です。

確認にかかる時間は5分もあれば十分です。
以前の「まとめて、翻訳して、メールを書く」という作業と比べると、工数は大幅に減っています。

まとめ:言語の壁が、ツールで解決できるようになってきた。

海外拠点との連携では、言語の問題が情報共有のボトルネックになりがちです。
全員が多言語を話せるようにするのは現実的ではありませんが、AIを使えば言語に関係なく情報を届けられるようになってきています。

録音するだけで、あとはAIがやってくれる。まず社内の1つの打ち合わせから試してみてください。

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