東北タツミ現場発AIプロジェクト vol.12 : 中国語のWordファイルを、ファイルを渡すだけで日本語にする仕組みを作った話。 2026 5/12 スタッフブログ 2026年5月12日 2026年5月12日 こんにちは。広報兼、業務改善担当の酒井です。 さて、弊社。中国に工場拠点があるということで、中国語の資料が来ることがあるんですよ。WordだったりExcelだったり。毎回AI(Claude)に「この中国語、日本語にして」と頼んでいたんですね。 それ自体は全然苦じゃないんですけど、ある日ふと思ったんです。毎回説明するの、もったいなくない?みたいな感じで。「ファイル渡すだけで動いてくれたら最高なんだけど」と思ったんですよね。同じことを毎回頼まなくてもいいように。それで調べたのが、スキルという機能だったんですよ。 今回はその導入の仕方を、実際にやってみた手順を元にご紹介しようかと思います。 目次「スキル」とは、AIに事前に作業手順書を渡すこと。 そもそも「スキル」とはなんぞや。 一言で言うと、僕が最近メインで使っている「Claude」というAIにおいて、AI側に「手順書」を渡せる仕組みなんです。 「こういうファイルが来たら、こう処理して」という指示をあらかじめ登録しておくと、次からはファイルを渡すだけで動いてくれるんですね。アルバイトにマニュアルを渡すイメージ、と言えばわかりやすいかもしれません。 しかもこれ、プログラミングは関係なくて、Claudeとの会話の中で作っていくんですよ。 作るのに15分もかからなかった… 「でも、それって難しいんでしょう?」と思ったあなた。 正直、全くそんなことなかった。むしろめっちゃ簡単でした。 skill-creatorというツールをClaude上で呼び出して、「こういうスキルを作りたい」と話しかけるだけなんです。最初に決めたのはこの2点でした。 ・何の形式に対応するか(WordとExcelとPowerPointとPDF)・出力はどうするか(元の形式のまま、中国語だけ日本語に置き換え) それをClaudeに伝えたら、あとは向こうが「こういう手順でいいですか?」「PDFは構造上、Word形式での出力になりますがよいですか?」と確認してくれて、気づいたらSKILL.mdというファイルが完成していて、今使っているAIに組み込まれていました。これがスキルの本体になるんですね。 Claudeがどう動くかの設計図みたいなもので、自分では一行もプログラムを書いていないんですよ。 ちょっとだけハマったところ「スキルの命名規則」 唯一、今回ちょっとだけハマったのが「スキルの命名規則」。 作成したスキルって、AI使用時に利用したくない時は機能をオフにできたりするんですね。で、また使いたくなったらオンにすればOKみたいな。 右上のボタンをクリックすることでスキルのオン/オフが可能。 スキル作成時、デフォルト状態では英語でスキル名が命名されているんですが、これだと自分で何を作ったか忘れそうな気がしたんですね。 というわけで、スキル名を日本語にしようとしたら…弾かれたんです。「中国語資料を日本語へ」にしたかったんですけど、システムが英数字しか受け付けなくて。何度か試してエラーが出て、最終的に名前はchinese-to-japaneseのまま、説明文の冒頭に「【中国語資料を日本語へ】」と書く形で落ち着いたんですね。こういう制約って、作ってみないとわからないんですよね。早く日本語にも対応してほしいところ。 スキルを使うと、AIが全自動で作業をしてくれるようになる。 さて、今回のスキルを使って一番良かったこと。 それが、中国語のWordファイルを渡すだけで「翻訳して」とすら言わなくてもよくなったところ。渡した瞬間にClaudeが「あ、これ中国語ファイルだ」と判断して動き出すんですよ。 これが結構と気持ちいいんですよね。毎回説明していたことが、ゼロになる感覚なんです。 仕事の中でよく繰り返している作業があるなら、一度スキル化を試してみてほしいと思うんですよ。プログラミングできなくても全然関係なくて、会話の延長でできるということなんです。 特に会議の議事録とか、定期的に繰り返し行うような作業にこれはうってつけ。スキルを活用すると、超時短になるので、ぜひやってみることをお勧めします! スタッフブログ AIプロジェクト