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東北タツミ現場発AIプロジェクト vol.11 : AIをスムーズに使うためのパソコン、どれくらいのスペックがあればいい?

目次

AI専用PCを入れてみて、気になったPCスペックについて

こんにちは。広報兼、業務改善担当の酒井です。

以前の記事(vol.9)で、弊社がAI専用パソコンを導入した話を書きました。

あのとき「期待の新人くんを配属した感じ」と書きましたが、実際に使っていると、もう一つ気になることが出てきました。

「そもそも、AIを使うためのパソコンって、どれくらいのスペックが必要なんだろう?」

社内でも「古いパソコンだと重くなる?」「何か買い替えた方がいい?」という声が出てきたので、今回は現場目線でまとめてみます。

まず「AIを使う」って、何をしているの?

そもそも論から始めます。

ChatGPTやClaude、Geminiといったいわゆる「生成AI」は、基本的にブラウザやアプリ上で動いています。

つまり、計算の重い処理はAI会社のサーバー側でやってくれていて、
私たちのパソコンはあくまで「画面を表示して、文字を打ち込む」だけの役割なんです。

これは意外と重要なポイントで、「AIを使う=ハイスペックPCが必要」ではありません。

では、実際に何が影響するのか?

弊社でAI専用PCを使ってきた実感をもとに、影響が大きい順に挙げてみます。

メモリ(RAM):一番効く

AIを使いながら、Excelを開いて、メールも確認してという「ながら作業」ではメモリが不足しがちです。

目安として、16GBあれば快適。8GBだと複数タブ+AIで少し重さを感じることがあります。

インターネット回線:意外と見落とされがち

AIへの質問の送受信はオンラインで行われます。

社内のWi-Fiが混んでいる時間帯は、返答が遅くなることも。
PCよりも回線環境の方が影響大きいことも珍しくありません。

③ CPU:最低限あれば問題なし

ここ34年以内のCPUであれば、基本的に問題ありません。
古くても、メモリと回線が整っていれば十分快適に使えます。

④ GPU:通常業務なら不要

「AIを使うならGPUが必要」という話を耳にしたことがある方も多いと思います。
半分正解で、半分は状況による話です。

GPUとは、もともとゲームや映像の処理に使われてきたパーツで、「大量の計算を並列でこなす」のが得意です。AIの学習や、自分のPC上でAIモデルを動かす場合には、このGPUが大活躍します。

ただし、私たちが日常業務でやっていることは「ChatGPTやClaudeにブラウザから質問する」ですよね。この場合、重い計算はすべてAI会社のサーバー側でやってくれています。私たちのパソコンは、あくまで「質問を送って、返ってきた答えを表示する」だけ。

イメージとしては、電話で料理の注文をするようなもの。料理を作るのはお店側(AIのサーバー)で、こちらの電話(PC)はそれほど高性能でなくても注文はできます。

GPUが必要になるのは、「自社でAIモデルを一から開発したい」「インターネットにつながっていない環境でAIを動かしたい」といった、かなり専門的なケース。

製造業の現場で日常業務にAIを活用するぶんには、まず関係ない話と思って大丈夫です。

現場的まとめ:「まず試してみる」で大丈夫

正直なところ、今手元にあるパソコンで一度試してみるのが一番です。

ブラウザでChatGPTやClaudeを開いて、実際に使ってみて「重いな」と感じたら、そこで初めてスペックを検討する流れで十分だと思います。

弊社がAI専用PCを選んだのも、「どうせ毎日使うなら、快適な環境を整えた方が続けやすい」という理由でした。必須ではなく、あくまで「続けるための投資」という感覚です。

次回もまた、現場で試してみた話を書いていきます。「こんなこと試してほしい」というリクエストがあれば、ぜひお気軽に!

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