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コネクタ業界から見た2024年の娯楽事業の予測

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娯楽事業にもDXの波が押し寄せてくる。

2024年以降の日本の娯楽産業、特にパチンコ業界は、デジタルトランスフォーメーションにより大きな変化を迎えています。スマートパチンコ機や「スマートパチスロ」(スマスロ)の導入により、デジタル化されたメダル情報を用いた現金不要のゲームプレイが実現しています。これは特に20代から40代の若年層に受け入れられており、新しい顧客層の獲得に貢献しています。

しかし、2023年7月のパチンコホール売上は、コロナ禍前の2019年と比較して18.7%減少し、完全な回復はまだ見られていません。業界は大手企業と中小企業の間で二極化が進んでおり、新機種やデジタル技術の導入が可能な大手企業が生き残る一方で、中小企業は閉店や統合に追い込まれています。

2024年7月の新紙幣導入の影響も。

2024年7月の新紙幣の導入も、パチンコ業界に新たな挑戦をもたらします。新紙幣対応のための機械のアップグレードには、1台あたり約3万円のコストが見込まれています。これは業界全体にとって大きな財政的負担となります。

加えて、パチンコ機の筐体パーツに関する需要の変化も重要なポイントです。デジタル化が進むにつれて、従来の機械式部品から電子部品への需要のシフトが見られます。スマートパチンコ機ではタッチスクリーンディスプレイや高度なプロセッサ、デジタル通信技術などの電子部品の需要が高まっています。

従来型の筐体の需要も一定数あり。

一方で、従来型の機械式部品についても、依然として特定の市場セグメントでは需要があります。これには、従来のパチンコ機のメンテナンスや、レトロな遊技体験を提供するためのパーツが含まれます。特に、従来型のパチンコ機を好む長年のファンや、レトロなゲーム体験を求める顧客層には、機械式部品の需要が続いていることが指摘されます。

このように、パチンコ業界はテクノロジーの進化に伴い、従来の遊技機器のパーツからより高度な電子部品へと移行しています。しかし、新機種の導入やデジタル化のコスト、新紙幣対応のためのアップグレード、そして機械式部品と電子部品の需要のバランスなど、業界は多くの挑戦に直面しており、その対応が今後の方向性を決定する鍵となります。

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