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今後、弊社はUSB type-Cにより一層力を入れていきます。

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’24年秋からUSB type-Cの需要はどんどん高まっていく。

皆様、お世話になっております。東北タツミの吉岡です。

表題にあったように、弊社はUSB type-Cにより一層力を入れていこうと考えています。

理由としては、2つあります。

理由その1:スマホなどの電子機器のUSB-C採用、2024年EUで義務化されるから。

一番大きい理由はやはりこれです。

2022年10月に、EUは2024年の秋までに、すべてのスマートフォン、タブレット、カメラなどの有線の充電用端子をUSB Type-Cに一本化する法律をまとめました。

この通称「USB-C統一法」は、2024年の秋以降、EUで販売されるすべてのスマートフォンを対象に、有線の充電端子を搭載する場合はUSB Type-Cに一本化することが義務付けられています。

スマートフォン業界で見れば、独自のLightning端子を搭載するアップルのiPhoneが大きく影響を受けるのは間違いありません。

その他にも、この法案は中小型のすべての電子機器が対象となっており、2026年春にはノートPC。

その他にも、タブレット、電子書籍端末、デジタルカメラ、携帯型ゲーム機器、キーボード、ワイヤレスマウス、スピーカー、ヘッドフォン、イヤフォンなどもこの枠に入ります。

要するに、USBの規格が完全に一つになる世界がそこまで来ているということです。

弊社もコネクタ製造会社として、USB type-Cに対して徹底的に研究してこうと考えています。

理由その2:他のUSBの形式との「互換性問題」が起きることが予想できるから。

逆説的な考え方になりますが、もう一つの理由は、過去のUSBが無くなると困る人たちはこれから増えると思います。

特にデジタルカメラ業界などでは、かなり新しい商品でもmicroUSBが付いていることも散見されますし、

今後いくらUSB type-Cが義務付けられるとしても、法案が決まったのはEUだけでの話。

技術先進国であるアメリカや、急激に経済成長を続けている中国。今後大きな市場となっていくアフリカや南アメリカ。

そしてもちろん日本でもこの法案はまだ成立していません。

法案が通ったEUですら、何年もかけて通したわけですから、容易にUSBの規格が統一されるというのは考えづらいでしょう。

そして、もう一つ出てくる問題が、「互換性問題」。

旧来のUSB-AやUSB-Bのデバイスと新しいUSB Type-Cポートを備えたデバイス。これを繋ぐための変換アダプタを提供するなどの対策が必要になることは必至でしょう。

つまりこれからは、「互換性」というキーワードも大いに使われることが予想できるわけです。

まとめ:新旧すべてのコネクタに対して、お客様の助けになる会社に。

今後、USBの規格問題は、新しい技術の導入や業界標準の統一によって改善されることが期待されますが、移行期間は必ず発生します。

ユーザーがよりよい互換性と充電性能を求めることによって、メーカーはより高品質な製品を提供するようになる可能性もあります。

これらの予想を踏まえて、タツミは今後、USB type-Cというものによりこだわって付き合っていこうと考えています。

もし、USB type-Cについてご質問があれば、いつでもお問い合わせください。

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