コネクタの強度を強くしたいなら、金属カバーは必須!
写真の上段が製品となる「金属カバ-」で車載コネクタに使用しています。
この金属カバーはコネクタを衝撃などから守る補強の役割を果たしています。
これでコネクタの強度を強くして寿命を伸ばすことができるという仕組みです。
ではこんなに頼もしい「金属カバー」はどのように作られているのでしょうか。
それは東北タツミが持つ高い技術の「プレス金型技術」によって製作されています。
今回はその自慢の金型製作に用いている仕組みをお伝えしようと思います。
プレス金型は上型と下型で構成されています!
1.上型の構成とその役割について
上型はパンチホルダ、パンチプレート、ストリッパープレート、ガイドブッシュ、ストリッパー
ガイドピンで構成され、それぞれ以下の役割を持ちます。
①パンチホルダ
上型を構成する部品はパンチホルダに取り付けられます。
家に例えると「基礎」になる部分です。
②パンチプレート
金属カバ-は幾つもの工程を経て作られます。
それらの工程は金型に内にコンパクトに配置され、構成するパーツはパンチ
プレートに取り付けて保持します。
また、パンチプレートに取り付けることで各工程が精度よく配置されます。
写真ではストリッパープレートに隠れて見えませんが、パンチホルダとストリッパー
プレートの間に取り付けます。
③ストリッパープレート
パンチとダイのクリアランスを維持する為、パンチをガイドします。
そして、加工精度を安定させる為、材料が動かぬように押さえて姿勢を保ちます。
また、パンチに食いついた材料を取り除きます。
④ガイドブッシュ
上型と下型の位置決めを行います。
下型のガイドポストと嵌め合うことにり、水平位置の精度を高めます。
⑤ストリッパーガイドピン
ストリッパ-プレートの水平動や傾きを規制して、上下動の精度を高めます。
下型のストリッパ-ガイドブッシュと嵌め合うことにより、精度を高めます。
2.下型の構成パーツとその役割について
下型はダイホルダ、ダイプレート、ガイドポスト、ストリッパ-ガイドブッシュで構成され、
それぞれ以下の役割を持ちます。
①ダイホルダ
ダイプレートの下に配置され、ダイに加わる力を受け止めます。
また、ダイホルダに開けた穴から打ち抜いた材料を金型の外へ逃がします。
②ダイプレート
金属カバーは幾つもの工程を経て作られます。
それらの工程は金型内にコンパクトに配置され、工程を構成するパーツは
ダイプレートに取り付けて保持します。
また、ダイレートに取り付けることで各工程が精度よく配置されます。
③ガイドポスト
上型と下型の位置決めを行います。
上型のガイドブッシュと嵌め合うことにより、水平位置の精度を高めます。
④ストリッパ-ガイドブッシュ
ストリッパ-プレートの水平動や傾きを規制して、上下動の精度を高めます。
上型のストリッパ-ガイドピンと嵌め合うことにより、精度を高めます。
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